年少の取り組み ~ペーパー編~

おべんきょう

大手の幼児教室が出版している年中・年長さん向けのお受験プリントはたくさんあるけれど…
年少さんには難しすぎて何を取り組めばよいのかわかりませんでした。

今回は、我が家で試行錯誤した年少さん時代のプリントをご紹介します。

なお、年少(新年少)以前の取り組みについてはお教室に入るまでの取組みをご覧ください。

ペーパー学習開始のきっかけ

3歳を過ぎたころ、いつかは必要とはわかっていたものの、時々やってみては休んでまたやって・・・の繰り返しでした。
教材もお受験の幼児教室の前に通っていたイクウェルチャイルドアカデミーの宿題プリントの冊子を数枚やる程度。しかもイクウェルのプリントも月齢が低いわが子には難易度がフィットせず数か月寝かせてやらせてみては、「まだ早かったか・・」と気を落としていました。


新年少(年少下)の冬の頃、幼児教室の面談にて「〇〇さんの志望校はペーパーは避けられませんので、そろそろプリント学習を始めてください」と言われました。今思えば幼児教室の教材を売りたかっただけかもしれませんが、この面談を機に我が家はプリント学習を決意しました!

決意するとは何か?つまりは『習慣化』するということです。
これは子供ではなく親の覚悟!!が必要でした。

自分でさえ「朝ヨガをする」とか「日記を書く」など三日坊主で終わってしまう、そんな怠惰な私でしたので、『習慣化』するために、まずは目標・コストを低くして心のハードルを下げること意識しました。

そして、決意した思いが冷めないうちに、その足で幼児教室の近くの本屋へ駆け込みました。
これが功を奏しました!お受験教室の近くの本屋であれば必ずお受験系か否かにかかわらず、知育教材がたくさんそろっています。

結局はお受験用の教材一式を購入することにはなるのですが、初めの一歩は市販の安い(薄い)&簡単な教材を少しずつやる…という戦法で自分と我が子を騙しながら進めていきます。
結果的に新年少(年少下)の頃からやったりやらなかったりを繰り返しながら、年少の春ごろに習慣化し本格的にプリント学習に取り組むことに成功しました!

公文式めいろ

まずは運筆の特訓!
「おべんきょう」の境地へたどり着く前の大前提として、自分の思うように鉛筆を動かす必要があります。
さらには『お勉強モード』に入る儀式としても、まず最初にめいろのプリントを1枚やる(裏表があるので実質2枚)ことにしていました。

使用していた教材はくもんの「やさしいめいろ」のシリーズです。
こちらは紙が大きく、カラーで紙質もしっかりしていたので、小さい子供でもしっかりと紙を抑えることができ、最初のプリントとしてよかったと思います。
「はじめてのめいろ」は少し簡単すぎるので(それこそ鉛筆を初めて持つ子用?)、お子様のレベルを見極めつつ「やさしいめいろ①集」あたりから始めるのがよいです。

イクウェルチャイルドアカデミーでも授業中や宿題の中にめいろがあったので、我が子は抵抗感なくスタートができました。

七田式・知力ドリル

くもんのめいろでウォーミングアップができたら、次は七田式のドリルです。

こちらはくもんの冊子よりも用紙が一回り小さいですが、カラーですのでお子様ウケが良いです。
カラーだとなぜか「楽しい!」と思ってくれます。
我が家はお受験に関係のありそうな「ちえ」「みいつけた!」「そうぞう」を購入し、1日3枚(1種類×1枚)から少しずつ増やし、1日9枚(3種類×3枚)のペースで進めていきました。
後述の七田式プリントとの違いは1枚1問のため問題や回答欄大きく、小さい子供でも運筆がしやすいです。
七田式プリントは30冊のセットでの販売のため、購入するためには勇気が切ります。
我が家は、まず心とお財布の紐を緩めるためにも、1冊800円程度のくもんと七田式・知力ドリルでスタートしました。

プリント学習の習慣化は、同じ時間帯、同じ場所でまずは3日連続で学習すること!
その後は連続記録が途絶えたりしながらも、連続記録を3日→5日→7日と徐々に伸ばすことで自然とプリントをすることが日常になりました。(もちろん、土日や忙しい日はできない日もありましたが、できない日を連続にしない!ということを心がけていました。)

我が家は心を鬼にして、なんとかくもんのめいろと七田式・知力ドリルを合わせて5枚~10枚できるようにして習慣化していくことができました。

七田式プリントA・B

プリント学習を始めてから1か月が経過したころ、そろそろ習慣化できた!ということで満を持して市販のドリルから「七田式プリントA」に切り替えました。

七田式プリントは最もおすすめするプリント教材です。お受験をするしないに関わらず、未就学児の教育には最適だと思っています。
七田式・知力ドリルとの違いは、1枚の中に設問が2問あるところです。こちらもカラーなので子供も楽しんで取り組めました。
七田式が推奨しているのは「ちえ」「もじ」「かず」の3種類を1日1枚ずつ(実質1枚2設問なので6枚分)。

お受験の試験では、数字やひらがなを書くことは求められていないので、正直なところ、「ちえ」だけ販売して欲しい!と思うこともありました。
ただ「かず」は数字を書くだけではなく、数える・あわせる・分けることの訓練にもなるので「かず」はお受験にも必要な分野です。
「もじ」はお受験には不要ですが、我が子が通っている保育園は知育系を積極的にやっておらず、ひらがなも教えてくれない園だったため、お受験関係ないものの自宅学習の一環として「もじ」も(渋々)取り組みました。

七田式プリントはA~Dがあり、プリントAの対象年齢は2歳半~4歳なので年少下の学年が始めるにはちょうど良いです。

わが子は前述の七田式・知力ドリルで少し進んでいたので、レベル的には逆戻りになってしまいましたが、あくまでもドリル時代は『習慣化』が目的でしたのでそれはそれで良しとしました。
プリントAは最初の方は簡単なので、七田式・知力ドリルでやっていたレベルに追いつくまでの間は「かず」「もじ」「ちえ」を1日3枚ずつと公文めいろ1枚の合計10枚をベースに取り組みました。(七田式プリントは1枚2設問のため実質2倍の勉強量!)

今思い返すと、もっと前から七田式プリントAを開始していれば!と思うこともありました。我が子は3歳過ぎて少したってからの時期でしたので、対象年齢のとおり2歳半頃からスタートしても良かったなと思います。

ただ、プリント習慣化するという親の覚悟ができるまで時間を要したので仕方ない・・・

難易度が追いついてきたら「ちえ」のみ1日3枚として、「かず」「もじ」は1日1枚ずつに減らしました。(特にお受験に関係のない「もじ」はゆっくりすることにしました。)

我が家はプリントBまで購入しました。
プリントC・Dまで取り組んでも良かったのですが、C・Dレベルになると小学校受験用のプリントであるこぐま会や理英会のプリントと同じ難易度になりますので、七田式は利用せず、お受験用のペーパーへ移行しました。

ばっちりくん家庭学習セットA

ペーパー学習が習慣化して3~4か月たったころ(だいたい3歳半前後)、公文めいろ・七田式プリントと並行してばっちりくん家庭学習セットAも取り入れることにしました。

お受験向けのプリントで一般発売されているものの2大ブラントといえば、こぐま会の「ひとりでとっくん」シリーズと理英会の「ばっちりくんドリル」シリーズです。
領域別のものが一般的ですが、我が家はまたもや大量購入には臆病でしたので、基本的な分野が網羅されている「ばっちりくんドリルの家庭学習セットA」をまずは選びました。(とはいえ、年中さんになると苦手分野克服のために結局は領域別を買うことになります!)

ばっちりくんドリルですが、白黒なので子供のテンションが一気に下がります。
また、推奨年齢が年中の冬頃とされているので難易度もグイっと上がります。
最初の方は七田式プリントと比べて1枚にかかる時間がかなり増えました。
実際に具体物を使って説明したりしないといけない問題、例えば「折り目の推測」のプリントでは、十先に折り紙を用意してハサミで切ったりするなどしているうちに、4つの質問を解くのに数十分かかることもありました。

七田式プリントの枚数を減らして最後の1枚をばっちりくんにしたので、
子供のコンディションによっては着けない日もありました。子供の集中力が切れそうだなというのを感じると七田式の枚数を減らしてばっちりくん1枚を差し込んだりとしながら、なんとか白黒のプリントを受け入れてもらうのには少し時間がかかりました。

七田式でプリント学習の土台が出来上がっているので楽、とはいえ、お受験用のプリントだと少しテイストが異なります。(ものの数を数字ではなく〇の数で表記するなど)

お受験用のプリントは問題集をコピーして何回も同じ問題を解くことで理解を深めるのが基本です。
ちなみに当時は仕事が忙しく、コピーする時間がなかったので業者に裁断・コピー(4部)をお願いしました。

しばらくして2周目に入ると、あら不思議、すこーしずつですが問題が解けるように。
そして1日1枚で限界が来ていた子が2枚、3枚とできるようになりました。(そして気づけば子供も4歳に…)

新年少のころはめいろ1枚、七田式9枚
年少のはじめはめいろ1枚、七田式5枚、ばっちりくん1枚のペースだったのが、
次第に七田式4~5枚、ばっちりくん4~5枚+α(運筆が上手になったのでめいろは中断)というルーティーンになってきました。
とはいえ、総量としては1日10枚で45分前後がわが子の限界でしたので、プリント嫌いにならないようにするためにも、10枚以上はやり込まないようにしました。

ちょっと息抜き

毎日おなじプリントに取り組んでいると親子ともに飽きてしまいます。
そんな時のために、息抜きとして違うプリントも用意していました。
また、スランプに陥った時や学習習慣が途絶えてしまったときに再開するきっかけにも利用していました。


・モコモコゼミ
 こぐま会が提携している通信教育なのでお受験のプリントと相性が良いです。
 学年通り(年少コース)でやると難易度が少し物足りないですが、カラーで厚紙なので子供のテンションがあがります。通信教育なので申し込むと毎月届いてしまいますので、我が家はメルカリで単月で購入したりしていました。

こぐま会教材、提携SAPIX(サピックス)ピグマの幼児通信教育モコモコゼミ
『モコモコゼミ』は、幼児教育の最高峰『こぐま会』教材による幼児通信教育。また、小学生コースは『SAPIX(サピックス)の通信教育 ピグマキッズくらぶ』と提携。小学校受験はもちろん、中学受験の早期準備に最適。オンラインオプション『モコモコちゃんねる』や、キャラクターのぬいぐるみ『おさんぽモコさんDX』もご用意


・100点キッズドリル
 こちらはこぐま会と提携している教材で書店で発売しています。
 カラーというほどカラフルではないですが、橙色・グレーなどの色を利用しているので白黒よりは子供ウケは良いです。
 特に「いちとくうかん」「ずけい」はお受験プリントとの相性がよく、こぐま会の「ひとりでとっくん」シリーズはまだ難しいかな、、という前段階で利用することをお勧めします。最初は簡単な問題が続きますが最後の方になると「ひとりでとっくん」と同じレベルの難易度になります。

年少は”量”より”習慣化”

年少の頃は、やったりやらなかったりを繰り返しながらも少しずつ進めていました。
時には間違ったことに怒って鉛筆を投げられたり、一方で「じゃあ今日はもう辞めよう!」というと「やる~!」で泣がれてうんともすんとも進まなかったり、、「おべんきょう」を習慣化するのにとても苦労しました。


年少から学習を始めるメリットとしては、学習がうまくできない時期が続いても『まだ年少だから大丈夫!』と親側に心の余裕を持てたことです。またこの時期に色々な教材を試したり、子供と「おべんきょうの時間」のスタイルを構築できたことも良かったです。
(これを新年長(年中の秋頃)から始めていたら、親がわが常に焦っていたのでは…と思います。)


今振り返ると、書店で購入したドリル関連は不要で、結局一括購入することになる七田式プリントとお受験用の「ひとりでとっくん」や「ばっちりくん」だけを最初から準備すれば良かった気もするのですが、当時はそもそも学習習慣が身につくのか心配でしたので、親子ともに着実に進むためには必要なプロセスだったのだと思います。(そう思い込みたいのかも?)


本当に嫌になって何週間もプリントができない日々が続いたこともありました。
それでも何とか再開して、前にできなかった問題がスラスラできるようになっている姿をみて驚いたものです。月齢が進むと自然と理解が進む、、というのを何度か経験しました。先取しすぎて子供に負荷を与えすぎるのも良くないなと思います。

まずは”量”ではなく”習慣化”することが大事です。
子供が楽しくプリント学習が続けられるように、シール、スタンプ、動画など、活用できるものはどんどん活用していきましょう!

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