幼児教室の選択 ~ジャックか伸芽会か、永遠の悩み~ 前編

幼児教室

子供が新年少の歳になるとやっと、お受験向けの幼児教室通いがスタートします。
保育園であれば2歳児クラス(2歳→3歳になる年度)、幼稚園であれば年少に入る前年のプレ幼稚園の年度です。

我が家は個人のお教室のツテもありませんでしたので、まず大手のジャック幼児教室(JAC)か伸芽会かで悩みました。理英会やスイング幼児教室もありますが、年中・年少時に通うには少し遠いので候補から外しました。

結論からいうと、最初に伸芽会へ入会し、途中からジャックへ転塾することとなります。
ここでは決して伸芽会よりもジャックが良い!と言いたいわけではありません。あくまでも我が家の適正と経済的・精神的体力を考えた上での結論です。)
今回はお教室を乗り換えることとなったプロセスや両者の比較などをご紹介します。

入会までのプロセス

子供が0歳児の時からお受験を意識していた我が家ですが、子供が3歳になる年に、やっと、、やっと念願の新年少が始まると思っていました。今考えるとちょっと異常かもしれません。

まずは大手のジャック幼児教室。
当初から我が家の希望は年少・年中の間はジャックで体操のみ受講し、年長から体操以外の学校別を取得する、という計画をたてていました。

そして、年少下の9月、新年少の一般申込開始の日。
最寄りの教室の指示通りになんとか申込手続きをすると、数日後に「ご希望頂きましたクラスはすべてキャンセル待ちとなります。」という悲しい返事が届きました。
一般申込の前に正会員・準会員の申込があるは知っていたものの、「まだ年少だし、体操クラス以外の申し込みもしたし、どこかは引っかかるだろ~♪」と高を括っていましたが、完全なる誤算でした。「年少クラスなのにもう全て埋まっているのか!?お受験業界はこんなに加熱しているのか」と洗礼を受けるのでした。

続いて、伸芽会へ。
ジャックのキャンセル待ちの件もあり、すぐにホームページから資料を取り寄せました。
するとすぐに営業さんからお電話が。そしてすぐ面談する運びとなります。
面談では名前の由来、なぜ小学校受験をしようと思ったのか、志望校の理由など聞かれ、「あれ、なんか既に小学校受験の面接でも受けているのかな?」と思いつつ、薄っぺらい答えを出しながらも無事終了。
我が家はフルタイムの共働きのため『新年長からお受験対策をしていては、幼稚園・専業主婦のご家庭にどうあがいても太刀打ちできない。』という思いもあり、新年少から時間をかけて取り組もうと初めから思っていました。
なので、本当は両方の体験授業を受けてから決めたかったのですが、元々、新年少から通いたかったことや伸芽会の営業さんからのお電話が何度かかかってきたこともあり、新年少から伸芽会へ入会することを決めたのでした。

ちなみに、1歳から通っていたEQWELチャイルドアカデミーは伸芽会入会と同時に退会しました。
イクウェルからは「お受験だけだと息が詰まるので、リフレッシュも兼ねて両方受講されるご家庭もありますよ。」と言われたものの、我が家はお受験塾と非お受験塾の両方通うほどの教育費や送迎の体力を捻出できないので、「お受験が終わったら再開します。」と言ってお断りしました。

お教室へ入会する、の巻

新年少の11月(正確にいうと10月下旬)から伸芽会の授業がスタートします。
必要なものを買い揃えて、いざ、授業に向かうと、、、

あれ?あまり人数がいない。

待合室では新年長のクラスはたくさんの生徒さんが待機しているものの、新年少クラスは少人数。
逆にジャックはキャンセル待ちとなっているくらい生徒さんがいる(はずな)のに、なぜこちらは少人数なのか?と少しモヤモヤしましたが、お陰さまで、マンツーマンとまではいかないものの、個人のお教室なのではないか?というくらい丁寧なレッスンを受けることができました。


一方で、ジャックに対しては正会員ではなくても受講できる年少セミナーや気になる小学校の特別講演会(動画配信)を申し込みするなどして、お受験情報を取得する日々を送っていました。

伸芽会への入塾に慣れてきて、一緒に通っているお友達とも少しずつ仲良くなったころ、突然ジャックからキャンセル待ちが繰り上がったとの連絡が届きます。しかも1週間以内に返信しないとキャンセル扱いとなると書いてある。。

これはとても悩みました。
2つのお教室の入学金を合計すると10万円を優に超えます。
この金額をドブに捨てるのか、、、ジャックはキャンセル待ちが回ってくるといわれているけど、本当に来てしまったよ~、来るなら言ってよ~、もう伸芽会に入っちゃったじゃん!と心の中で叫んだものです。
また、繰り上がったのは当初希望していた体操クラスではなかったことも悩んだ原因でした。

悩みに悩んだ結果、
伸芽会の方はまだ人数に余裕があり、万が一ジャックが合わなかったら伸芽会に戻れそうなこと、ジャックは新年長になったときに希望のクラスに選ばれるのは入会時期が早いほうが有利であると聞いていたので、ジャックに転塾する決意をしたのでした。
結局、ジャック入会後、しばらくして念願の体操クラスも繰り上がりの連絡がくることとなります。
『だったらそれまで転塾しなくても良かった』と思うこともありますが、結果オーライです。

(余談ですが、伸芽会は休会中に費用は発生しないのに対し、ジャックは休会中も月謝の半額の費用が発生します。また、休会期間も長くは取れないので、一度ジャックに入会すると気軽に休会・転塾はできなくなりますのでご注意ください。)

伸芽会とジャック、両方通って気が付いたこと

伸芽会とジャックでは授業の方針が大きく異なります。
ですのでどちらが良い悪いではありません。
ひとりひとりのご家庭・お子さまに合う・合わないで判断するのが良いと思います。

伸芽会はジャックとは違い「おべんきょう」「絵画」「行動観察」「体操」というような分野ごとの授業ではなく、すべての分野を網羅した「総合クラス」という方式をとっています。
万遍なく基礎を学ぶことができるので、お受験のいろはもわからない状態でお任せしたい!という場合はとても助かりました。
伸芽会では非参観型のため、嫌でも母子分離することになりますし、基礎的なところを網羅していたおかげで、我が子は後にジャックに転塾することとなっても、すんなりとジャックの通塾に馴染むことができました。
時折、ジャックの授業で受講拒否をしているお子様を見かけることがありましたが、お受験系の習い事が初めてだと一分野を集中して講義!というスタイルに戸惑うお子様もいらっしゃるのでは、、と思いましす。

そして何よりも伸芽会の良かったことは非参観型なので『自分時間がとれる』ことでした。
平日は仕事と育児に追われている中、伸芽会に預けている間だけは一人になれる・・・これはワーキングマザーにとってこの上ない至福の時でした。(その分、カフェ代もかかりました。)
年長クラスになり学校研究・願書作成が始まると、よりこの一人時間が貴重なものとなります。

一方でジャックの良かったところは参観型・単元別クラスということです。伸芽会とは真逆です。

伸芽会の各分野を万遍なくやるということは、裏を返せば物足りない、ということになります。
体操を例にとると、伸芽会は授業一コマのうち数十分しか時間を割けないのに対し、ジャックでは1時間しっかりと先生の言うことを聞き、それを体で表現することのできる集中力を養う訓練をしています。
また参観型のため、先生の教え方を親が学べます。ペーパーの解き方などは子供はすぐに忘れてしまいますので、子供の出来なかったところは家庭に帰ってから何度も復習することが必須となります。
伸芽会に通塾していたころは非参観型であることについて何も疑問に思っていませんでしたし、伸芽会も最後に授業内容をフィードバックしてくださるのですが、(コロナ渦でも年長であれば定期的に参観日があるものの、)やはりジャックの授業を参観してみると、最後の数分間で教え方や子供の出来不出来を把握するのにはあまりに短いなと思います。

ジャックに転塾してからは、授業は子供に対してではなく親に伝えているものなのだ授業はインプットする場所ではなく、家庭の頑張りをアウトプットする場なのだ!と意識を変えることができました。

我が家の場合、結果的に、先に伸芽会→ジャックへ転塾したのは良かったと考えております。
子供は伸芽会・ジャックともにとても楽しんで通塾しておりましたし、後にジャックに転塾して我が子の姿を見たときも、「あれ、我が子、意外とちゃんとできている」とわかりましたので、正直どちらでも良かったのだと思います。決め手は親側の体力です。

伸芽会に通塾していた時期はちょうど仕事が忙しく子供にかまっている時間がない時期でしたので、すべてをお任せできたことや、保護者面談も手厚かったのが心の支えとなりました。

ジャック入会後は、仕事のピークが過ぎたため送迎・参観する余裕はあったものの、金銭的・体力的に全ての分野を通わせることはできませんでしたので、『習っていない分野は家で鍛える』という親の強い決意と信念が必要となります。

我が家は初めてのお受験ということもあり、体操だけだと不安だったので、習っていない分野は季節講習などの単体授業を受講し、ペーパーの教え方や周りの進捗を確かめるのに利用していました。

なお、授業以外の観点では、ジャックの正会員向けに公開される情報量・質の高さは群を抜いていました。この点は伸芽会よりもジャックの方に軍配があがります。
ワーキングマザーはお受験園に通っているご家庭と比較して情報不足になりがちですので、閉鎖的なお受験の世界で良質な情報を取得するという意味でとても助かりました。

ワーキングマザーのお受験は時間との戦いになります。
伸芽会で子どもが総合的に学び、親は一人時間を確保するか、ジャックで特化した分野を親が学び、入試情報を多く取得するか、どちらを選択するかはご家庭の方針・価値観に合わせて選択するのが良いかと思います。

(追記:現在は伸芽会も受験体操クラスが開講したようです。)

後編の予告

後編ではジャックと伸芽会の違いやメリット・デメリットをもう少し細かく分析したいと思います。

続きはこちらからご覧ください♪
幼児教室の選択 ~ジャックか伸芽会か、永遠の悩み~ 後編
もしお時間があれば「話題のベンチャー!スイング幼児教室」もご参考ください。


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