小学校受験は中学校受験と違い、ペーパーによる学力試験だけではなく、面接・絵画・行動観察などから垣間見る『豊かな日常生活』が求められます。
特に面接では「夏休みの思い出はなんですか?」や慶應義塾幼稚舎では絵画の「お尋ね」があり、私立小学校は部屋にこもってお勉強をしているスパルタの家庭ではなく、幼児は幼児らしく人生を楽しく過ごしているか?を見ています。
そのため、我が家は模試や習い事のない土日は基本的にお出かけしていましたし、月に1回のペースで旅行に出かけていました。
今回はそんな中で動物と触れ合えることのできるお勧めの旅行先をご紹介します。

いつから体験を意識するべき?
小学校受験の絵画では動物の絵は必須条件です。
そのため、一番近い上野動物園は当たり前で、その他、旅行もかねて動物園のみならず、直接動物と触れ合えるところに何度も出かけました。
また、小学校受験は季節ごとの体験が求められます。新年長が始まる11月からではもう「秋」は終わりかけですし、冬・春・夏も季節講習や模試で土日祝日は消えていきます。よって、年長の時期は子どもが気に入ったところに再び旅行したり、子どもの得意な分野に関連した体験に特化するようにしました。
ですので、万遍なく「体験めぐり」をするのであれば、早くても年中から行くことをお勧めします。
メジャーな日帰りスポット
まずは、都内から日帰りでいける誰もが知る動物園・水族館はこちらです。
上野動物園は現在唯一パンダがいる動物園で、お受験するご家庭では行ったことがない人はいないのでは…と思います。
ただし、上野動物園にはコアラがいないのです!
そこで我が家はコアラの絵を描く!というために多摩動物公園・埼玉県こども動物自然公園の2つに通いました。動物の絵の課題がでたときにウサギやライオンでは被りますので、被らないけどマニアック過ぎずメジャーな動物…(試験管にわざとらしく作り込んだような印象を与えないため)ということで色々絵のネタになるものがないか、複数の動物園を回りました。
水族館でいうと八景島シーパラダイス、葛西臨海水族館は同じ敷地内に遊園地がありおススメです。
どこも、幼稚園・保育園の遠足で行きがちなところですので、被らないように注意しましょう。
品川駅近くのマクセルアクアパーク品川は室内でコンパクトであるため、「あ!今日のお教室の宿題でペンギンを描かなくては…」というときに、保育園をお休みして午前中に急いで観に行き、絵を仕上げる…というようなこともできました。すみだ水族館はちょっと大人向けでおしゃれな雰囲気でした。


メジャーな旅行先
有名な動物園がある旅行先でいうと、やはり北海道の旭山動物園と沖縄の美ら海水族館になります。
こちらはあまりに有名すぎて説明は省きます。また、ネタ被りになる可能性が高いですが、子供は感動すること間違いなしですので、北海道や沖縄に旅行する先には必ず行くとよいでしょう。

動物園の中でグランピング! ANIMAL WONDER REZOUT
次に、そこまでメジャーではないけれど、思い出に残る動物園・水族館をご紹介します。
まずは、千葉県の市原ぞうの国でおなじみのANIMAL WONDER REZOUTです。

ここでは市原ぞうの国だけではなく、動物と身近に触れあえるサユリワールドの2つの動物園がありますす。
日帰りでも行ける距離ですが、お勧めはサユリワールド施設内にある「The Bamboo Forest」でのグランピングです。ここでの特別の体験はなんといっても「キリンと朝食」(春~秋)です。
朝、まだ開園前のサユリワールドに入り、キリンがいるテラスでサンドイッチなどの朝食を食べます。その後、キリンに直接朝ごはんをあげることができるのです。我が家は年少・年長と2度行きました。年少の頃には怖がって餌をあげることができませんでしたが、年長の頃には堂々とあげることができ、成長を感じたものです。その時には「キリンの舌って長いんだね~、べたべたするね~。帰ったらお絵かきしてみようか」などとお受験的なコメントをささやいていました。
朝食後はサユリワールド内を散歩でき、キリン以外にもカンガルーやウサギなどにも餌やりをすることができました。
そしてチェックアウト後は市原ぞうの国へ行き、象乗り体験、象やカバへの餌やりなど…、動物の餌やりに出し惜しみすることなく課金したことを覚えています。象乗り体験や象の鼻へのぶら下がり体験は事前予約が必要なのでご注意ください。

飛行機で南紀白浜へ! アドベンチャーワールドで水陸制覇
次に紹介するのは和歌山県の白浜にあるアドベンチャーワールドです。
東京羽田からの1日の便の本数は少ないですが、南紀白浜空港から動物園や海・ホテルまで車ですぐに行くことができ、とてもアクセスが良いです。街自体がコンパクトなため、タクシー移動でも大丈夫そうでしたので、レンタカーの運転に抵抗のあるご家庭でも行けると思います。
南紀白浜のアドベンチャーワールドはパンダがいることで有名でした。(惜しくも2025年に全てのパンダが中国へ帰っていきました。残念!)
当時、上野動物園ではパンダを見るためには長い行列に並んで、見られるのは数秒…というのが嫌でしたので、アドベンチャーワールドにってゆっくりとパンダを見るために旅行を決意しました。
また、季節は夏だったため、南紀白浜の綺麗な白砂ビーチで海水浴をすることも目的です。
現在はパンダはいませんが、それでも広大な敷地に動物園の要素と水族館の要素があり、1日では回り切れないほど色々な動物を見ることができました。イルカのショーを楽しめましたし、孔雀や鶴が放し飼いになっているところの中に入り、間近で動物を見られることもスリルが合って良かったです。(我が子は同じ背丈くらいのツルが近くまで来て驚いていました)

そして、宿泊したホテルは「ホテル川久」です。
ここはお城を模したテーマパークのなんちゃってホテルなのかなと思っていたものの、実際に来てみたら大違い。実業家が資産を叩いて作った本格的なホテルで、一級品の調度品がそこかしこにある美術館のような豪華ホテルでした。
当時、娘はプリンセスに憧れていたので、お姫様気分が味わえるというお受験期に連れていくにはドンピシャなホテルでした。

海の生き物の迫力! 鴨川シーワールドでシャチの水しぶきを体感
ちょっとお出かけする距離でお勧めの水族館は鴨川シーワールドです。
なんといってもシャチのショーで水しぶきを浴びる体験は親子ともに大興奮でした。
シャチ以外にもイルカやアザラシや魚など、海の生き物を思う存分楽しむことができます。
近くに提携ホテルもありますし、大人向けの宿もあります。
水族館と館山の海水浴とで夏を満喫してみてはいかがでしょうか。
秋・冬は近くの海岸で磯遊びするのもよいです。
車で1時間くらい戻るとマザー牧場や東京ドイツ村もあるので、何泊かしながらハシゴするのもよいですね。
アクアラインを通れば自然豊かな環境があり、千葉県の房総半島にはお受験する前も後も旅行先としてとても重宝しました。

まとめ
日帰りでも近隣の動物園に行くことはできますが、旅行でいくとより深い思い出になります。
今回ご紹介したところ以外でも有名な動物園・水族館はありますので、ぜひ家族の思い出の1ページとして検討してみてくださいね。
また、餌やりなどの体験は事前予約が必要なことが多いので、よーく調べてから行ってみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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