小学校受験を始めて次第に気づき出した(最初は見ないようにしていたのかも)のは、ペーパーの難しさでもなく、行動観察の厳しさでもなく、学校訪問で出会ったお母様方の美しさでした。
説明会の会場に足を踏み入れた瞬間、空気が違う。品のあるネイビーのワンピースに、さりげないアクセサリー。そしてなにより、お肌がきれい。みなさんナチュラルメイクなのに、なんとも言えない上品なツヤ感があるんです。思わず「同じ母親か……?こちらは日々の育児・家事どころで美容どころじゃないんですけど」と心の中でつぶやいたのを覚えています。
それまでの私はといえば、ドラッグストアで買ったプチプラコスメを適当に塗って「まぁこんなもんでしょ」で済ませていたタイプ。でも30代となり、毛穴やくすみがファンデーションで隠しきれなくなってきたのも事実。学校訪問を重ねるうちに、「これはちょっと本気で見直さないとまずいぞ」と思い始めました。
今回は、そんな私がコスメを抜本的に見直し、Xで話題になっていたアイテムを実際に試して「これは本当にヘビロテしている!」というものだけを厳選してご紹介します。
受験ママに求められるメイクとは
最初に大前提をお伝えしておきます。小学校受験の主役は、あくまでも子どもです。保護者は黒子。面接でも学校訪問でも、お母様が目立ちすぎてはいけません。
じゃあメイクなんて適当でいいのかというと、そうでもない。学校側は保護者の身だしなみも見ています。「清潔感があるか」「場にふさわしい装いか」「家庭の雰囲気が伝わるか」。メイクはその一部です。
つまり、求められるのは「派手ではないけれど、きちんと整っている」メイク。ナチュラルなんだけど、近くで見ても肌がきれい。アイメイクは控えめなんだけど、目元に品がある。そういう仕上がりです。
結論、これを実現するにはベースメイクに投資するのが一番の近道でした。アイシャドウやリップにお金をかけるよりも、ファンデーションと下地を良いものに変えるだけで、仕上がりが劇的に変わります。
クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn ~最強の化粧下地~
まず最初にご紹介するのは、クレ・ド・ポー ボーテの化粧下地「ヴォワールコレクチュールn」。これが今回の記事の主役といっても過言ではありません。Xで「毛穴が消える」「下地だけで肌が変わる」とバズっていて、半信半疑で購入したのですが……本当でした。
何がすごいって、下地なのにカバー力が半端ないんです。毛穴、色ムラ、くすみ。全部まとめて補正してくれます。それなのに厚塗り感がゼロ。「塗ってます!」という感じが一切ないのに、肌の気になるところがするっとなくなる。ファンデーションで「隠す」のではなく、下地の段階で肌そのものが底上げされるような感覚です。
これ一本あるだけで、ベースメイクの仕上がりが劇的に変わります。正直、この下地なしには私のメイクはもう成り立ちません。後述するクッションファンデを重ねれば完璧な仕上がりになりますし、SK-IIのCCクリームと合わせるだけでもファンデ不要レベルの肌が作れます。どんなファンデやCCクリームと組み合わせても底力を発揮してくれるので、まず最初に手に入れてほしいアイテムです。
お値段はたしかにお高いです。でも、伸びが良いので1回の使用量が少なく済み、意外と長持ちします。学校説明会、面接、保護者会と、ここぞという場面で「肌がきれいに見える安心感」があるのは精神的にもかなり心強い。受験期の「勝負コスメ」として、本気でおすすめします。
クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ
続いてご紹介するのは、同じくクレ・ド・ポーの「タンクッションエクラ」。クッションファンデの王道です。
正直に言います。一度これを使ったら、もう他のクッションファンデには戻れません。
パフで軽くポンポンとつけるだけで、みずみずしいツヤ感と自然なカバー力が両立。ヴォワールコレクチュールnで肌を整えた上にこのクッションファンデを重ねると、ツヤ感はあるのに崩れにくい、絶妙な仕上がりになります。
「ヴォワールコレクチュールn」+「タンクッションエクラ」の組み合わせは、面接や学校説明会など「きちんとしたいけど時間がない日」に最強です。クッションタイプなのでコンパクトに入っていて、持ち運びにも便利。外出先でのお直しがサッとできるのも地味に助かります。
上品なツヤ肌に仕上がるので、受験の場面でも浮かない自然な美肌が作れます。一度これを使ったら、他のクッションファンデには本当に戻れなくなるので覚悟してください(笑)。
SK-II ジェノプティクス CCクリーム
3つ目は、SK-IIの「ジェノプティクス CCクリーム」です。こちらは学校訪問の日ではなく、幼稚園や保育園の送迎、幼児教室への通いだけの日に使っています。
CCクリームなのでファンデーションほどのカバー力はないのですが、これ1本でもかなりいい感じに仕上がります。色補正・UVカット・保湿が1本で済むので、忙しい朝には神アイテム。
しかも、ここにヴォワールコレクチュールnをプラスするだけで、ファンデーションなしでも「ちゃんとメイクしてる感」が出るんです。ヴォワールコレクチュールnの補正力+SK-IIのスキンケア効果で、手抜きなのに手抜きに見えない最強の時短メイクが完成します。この「クレドの下地+CCクリーム」の組み合わせを発見してからは、幼児教室の日はほぼこれで通していました。
SK-IIならではのスキンケア効果も嬉しいポイント。受験期はとにかく忙しくて、スキンケアに時間をかけている余裕がないことも多いです。メイクしながらケアもできるCCクリームは、疲れた肌の味方になってくれました。
「学校訪問や面接ではクレド、それ以外の日はSK-II」。この使い分けが、時間もお財布も無理なく続けられるベストバランスだと思っています。
SNIDEL BEAUTY フェイス スタイリスト アイシャドウ
ベースメイクばかり紹介してきましたが、アイシャドウも1つだけ。SNIDEL BEAUTYの「フェイス スタイリスト アイシャドウ」です。
受験メイクでアイシャドウは控えめが鉄則……なのですが、「控えめ」と「手抜き」は違います。目元に何も塗らないと、顔全体がぼんやりした印象になってしまうことも。薄くても品のある発色で目元を引き締めてくれるアイシャドウがあると、ナチュラルメイクの完成度がぐっと上がります。
このアイシャドウ、発色がとにかく良いです。パレットにはベースカラーからシェードカラーまでバランスよく入っていて、受験の場面ではベージュ系やブラウン系を薄くのせるだけでOK。上品な目元が簡単に作れます。
粉質がしっとりしていて、粉飛びしにくいのもポイント。面接の待ち時間が長くなっても、目元がヨレたり崩れたりしにくいです。お値段もデパコスの中では比較的お手頃なので、「ベースメイクにはお金をかけたいけど、ポイントメイクは予算を抑えたい」という方にもぴったりです。
美容医療という選択肢について
ここからは少しセンシティブな話題に触れます。学校訪問を重ねる中で気づいたのですが、明らかに美容医療の施術を受けているであろうお母様方がいらっしゃいます。
肌がツルッとしていてシミひとつない、ほうれい線が全く見当たらない、まぶたがくっきり二重。こうした特徴を見ると「これはコスメだけでは出せない仕上がりだな」と感じることがあります。富裕層が多い私立小学校の受験では、美容にかけられる予算も桁違いのご家庭があるのが現実です。
ただ、はっきり言います。「合格」ということだけを考えれば、美容医療は必要ありません。学校が見ているのは、お母様のシミの数ではなく、清潔感と上品さ、そしてご家庭の教育方針です。高いお金をかけて施術を受けなくても、良いコスメで丁寧にベースメイクをして、身だしなみを整えれば、十分に好印象を持っていただけます。
もちろん、美容医療を否定するつもりは全くありません。自分に自信が持てて、面接を気持ちよく迎えられるのであれば、それは素晴らしい投資だと思います。ただ、「周りがやっているから自分もやらなきゃ」と焦る必要はないですよ、ということだけはお伝えしておきたいです。
試験直前期のスキンケア ~願書地獄の肌荒れ対策~
受験期のメイクを語るうえで、もうひとつ絶対に触れておきたいのがスキンケアの話です。
面接が行われるのは秋から冬にかけて。気温が下がり、空気が乾燥する季節です。しかもこの時期は、受験準備の佳境と重なります。連日の願書の清書による寝不足、ストレス、疲れ。肌トラブルが起きないわけがありません。
私自身、願書を書いていた10月は本当にひどかった。毎晩遅くまで下書きと清書を繰り返し、朝起きたら顎にニキビができている。目の下のクマは日に日に濃くなる。肌はカサカサで、いくら良いファンデーションを塗っても粉をふいてしまう。もう泣きそうでした。
その経験から声を大にして言いたいのは、「面接するのは子どもだけじゃない。自分も面接されることを忘れないで!」ということ。子どもの対策にばかり気を取られて、自分のコンディション管理を後回しにしがちですが、面接では保護者の印象も合否に影響します。
私が受験期に心がけていたスキンケアのポイントは3つ。まず、保湿を徹底すること。化粧水をたっぷり入れて、美容液でフタをする。乾燥が特にひどい日は(できれば毎日)シートマスクを投入。次に、睡眠をできるだけ確保すること。願書の清書は「一気にやらない」と決めて、毎日1時間ずつ進める方式に切り替えました。最後に、早めに試行錯誤すること。面接の2~3ヶ月前から本番用のメイクを何度か試して、自分に合うアイテムと仕上がりを確認しておくのが大切です。当日初めて使うコスメは絶対にNG。肌荒れリスクがあります。
ちなみに、クレドのファンデに惚れ込んでからというもの、化粧水、美容液、アイクリームと少しずつクレ・ド・ポーのスキンケアラインに置き換わっていきました。ライン使いすると下地やファンデとの相性がばっちりなので、仕上がりの安定感が段違いです。資生堂、最高です(笑)。
デパコスを少しでも安く買う方法
クレ・ド・ポーもSK-IIも、正直お値段は張ります。受験費用だけでもかなりの出費なのに、コスメにまでお金をかけるのはちょっと……と思いますよね。わかります。私もそうでした。でも、買い方を工夫すれば、定価よりかなりお得に手に入れることができます。
Amazon・楽天のセール時に買う
まず王道なのが、Amazonのプライムデーやタイムセール祭り、楽天のお買い物マラソンやスーパーセールのタイミングで購入する方法です。クレドやSK-IIは定番商品なのでセール対象になりやすく、ポイント還元も合わせると実質10~20%オフで買えることもあります。
特に楽天は「0と5のつく日」にポイント倍率が上がるので、セール期間中の5日・10日・15日などに購入するのがベスト。エントリーを忘れずに。私は楽天のお気に入りリストにクレドのファンデを入れておいて、セール通知が来たらすぐにポチるスタイルです。Amazonの場合はクーポンが出ていることもあるので、購入前に必ずチェックしてみてください。
自治体の地域Pay・キャッシュレス還元を活用する
意外と知られていない裏ワザが、自治体のキャッシュレス決済キャンペーンを活用する方法です。お受験エリアの主要な区では、地域Payやプレミアム付きデジタル商品券が定期的に発行されています。対象店舗にデパートや化粧品店が含まれていることも多いので、うまくタイミングを合わせればデパコスがかなりお得に買えます。
港区では「みなトクPAY」を使ったキャッシュレス決済で最大20%還元のキャンペーンが実施されることがあります。港区内の中小個店が対象ですが、化粧品を取り扱うお店も含まれるため、キャンペーン期間中に購入すれば実質2割引です。港区にお住まいの方はぜひチェックしてみてください。
渋谷区には独自の地域通貨アプリ「ハチペイ」があります。渋谷区民認証をすると通常時でも8%のポイント還元が受けられるほか、プレミアム率50%のデジタル商品券が発売されることも。つまり1万円で1万5千円分の買い物ができるチャンスがあるのです。渋谷区内の加盟店で使えるので、百貨店や化粧品を扱う店舗が対象かどうか確認してみてください。

中央区では「ハッピー買物券」というプレミアム付き商品券が毎年発行されており、プレミアム率は25%。さらに、d払いと連携したキャッシュレス決済で最大20%のdポイント還元キャンペーンが実施されたこともあります。日本橋や銀座エリアが中央区なので、百貨店のコスメカウンターとの相性は抜群です。
品川区はPayPayプレミアム付きデジタル商品券に力を入れていて、23区でもトップクラスの規模で展開しています。1万円で12,500円分の商品券が購入でき、年に複数回実施されるので、タイミングを逃しても次のチャンスがあります。品川区民の方は要チェックです。
新宿区でも「商店街ハッピー商品券」が販売されており、20%のプレミアム付き。また、PayPayとの連携キャンペーンで最大25%還元が実施されたこともあります。新宿区在住・在勤・在学の方が対象です。
どの区のキャンペーンも、実施時期や対象店舗は毎年変わるため、お住まいの区の公式サイトやPayPay・d払いなどのキャンペーンページをこまめにチェックしておくのがコツです。「受験費用で出費がかさむ時期こそ、自治体のお得な仕組みを使い倒す」。これが賢い受験ママの節約術だと思っています。
まとめ ~上品さと清潔感、それだけでいい~
小学校受験のメイクで大切なのは、たった2つ。「上品さ」と「清潔感」。これに尽きます。
派手にする必要はありません。トレンドを追う必要もありません。お金をかけまくる必要もありません。ただ、ベースメイクだけは良いものを使って、肌をきれいに整える。これだけで、面接官に与える印象は大きく変わります。
今回ご紹介したアイテムをまとめると、すべての土台になる下地はクレ・ド・ポー ボーテのヴォワールコレクチュールn。その上に重ねるファンデはタンクッションエクラ。カジュアルな日はヴォワールコレクチュールn+SK-IIのCCクリームだけで十分。アイシャドウはSNIDEL BEAUTYでさりげなく。この4アイテムがあれば、受験期のあらゆるシーンをカバーできます。
そして忘れないでほしいのは、日々のスキンケア。どんなに良いファンデーションも、土台の肌が荒れていては力を発揮できません。試験直前期は特に意識して、睡眠・保湿・ストレス管理を心がけてください。
デパコスのお値段が気になる方は、セール時期や自治体の還元キャンペーンを賢く活用しましょう。良いものを少しでもお得に手に入れて、受験も美容も妥協しない。それが受験ママの正しい戦い方です。
受験は子どもが主役。でも、お母さんだって面接の当事者です。少しだけ自分のケアにも時間とお金をかけて、自信を持って面接に臨みましょう。きっと、鏡の前で「今日の私、いい感じ」と思える日が、お子さまにとっても最高の応援になるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。受験ママの皆さま、頑張ってください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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